2013年1月から3月までの四半期に出題した「労働環境」関連のテーマでは、勤務医の退職やそれにより窮地に立たされた病院に関するニュースが多く読まれ、投票総数も多かった。中でも投票総数が最も多かったのは、救急医退職の危機に陥った病院を取り上げた『救急医ゼロになる松江日赤』で、「後任探しは容易」と考える医師は14人と全体のわずか3%、残りの97%を占める539人の医師は「後任探しは容易ではない」と考えていた。

 次に投票総数が多かったのは、『開業医の労働、過重だと思う?』(過重だと思う:59%、過重だと思わない:41%)、『病院から連絡や呼び出しあると心身…』(休まらない:95%、休めることはできる:5%)のテーマ。松江日赤と同じ勤務医の退職について触れた『医師半減の病院、機能特化すれば…』(継続して運用は可能:26%、継続して運用は困難:74%)、『常勤医が複数退職の札幌市副市長』(退任は妥当:81%、退任は妥当ではない:19%)も、多くの医師の関心を集めていた。

「労働環境」に関する主なテーマのランキングは以下の通り。


【労働環境】関連テーマ


※2013年1―3月に出題したテーマ、集計は2013年4月30日時点。

1位◆救急医ゼロになる松江日赤
後任探しは容易:14票(3%)、後任探しは容易ではない:539票(97%)
投票総数:553票

2位◆開業医の労働、過重だと思う?
過重だと思う:316票(59%)、過重だと思うわない:219票(41%)
投票総数:535票

3位◆病院から連絡や呼び出しあると心身…
休まらない:308票(95%)、休めることはできる:16票(5%)
投票総数:324票

4位◆医師半減の病院、機能特化すれば…
継続して運用は可能:74票(26%)、継続して運用は困難:214票(74%)
投票総数:406票

5位◆常勤医が複数退職の札幌市副市長
退任は妥当:221票(81%)、退任は妥当ではない:53票(19%)
投票総数:274票